安い時だと10円代で買えるもやし。1年中安定して安いので家計にもありがたいですよね。味も癖がなくいろんな料理に重宝します。
ところでこんなに安いもやし、お手軽すぎてどうせ栄養ないだろうとあなどっていませんか?
じつはもやしはこんない安いにもかかわらず、様々な栄養をふんだんに含んだ食材です。ビタミンB1・ビタミンC・カリウム・食物繊維などが豊富で健康と美容に良い効果をもたらします。また、気になるカロリーも100gで約15kcalと非常にヘルシーでもあるんです。
安くて栄養豊富でヘルシー。数ある食材のなかでもトップクラスのコストパフォーマンスを誇るもやしについて掘り下げていきます。
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実はすごい!もやしの栄養とは
もやしに含まれている栄養は次の様なものがあります。
ビタミンC
ビタミンCは、風邪の予防によく取り上げられる成分ですね。主な効果は
- 鉄分の吸収を促す
- コレステロール下げ、動脈硬化などの予防に
- 免疫力を高め、風邪の予防に
- 肝臓の働きを助ける
などです。
サプリから摂取している方も多いですが、やはり食事で摂れるならそうしたいものですよね。
ビタミンB2
ビタミンB2は、疲れによく効きます。主な効果は
- 皮膚や粘膜の健康を保つ
- 脂質の代謝を促し、肥満の予防に
- エネルギーを作る為に必要不可欠な成分
などがあります。
カリウム
カリウムも多く含まれます。カリウムはミネラルの一種で
- 血圧を正常に調整し、生活習慣病の予防に
- デトックス効果があり、むくみなどを予防
などの重要な役割があります。
食物繊維
食物繊維が豊富なもやし。食物繊維は
- 便秘の改善
- 腸の働きを助ける
- 糖尿病の予防
- 大腸がんの予防
などの効果が期待できます。
腸の調子が整えば、お肌のトラブル解消などの美容効果も期待できます。
アスパラギン酸
アスパラギン酸はアミノ酸の一種です。主な効果は
- 疲労回復
- スタミナを付ける
などです。夏バテ解消などにぴったりです。
カルシウム
みなさんご存知カルシウム。ミネラルのひとつで骨や歯の強化・健康維持には欠かせない成分です。
もやしの効果・効能7個
ダイエット効果
もやしはダイエット非常に向いている食材です。その方法はとても簡単で普段食べている食材の何かをもやしに置き換えるだけ。
もやしは低カロリーな為、もやしでお腹を膨らませて他の食材を削ることで、全体の摂取カロリーが相当抑えられるため、ダイエットにつながるということです。
満腹感があるため、ダイエット特有のつらさもありませんし、栄養も優れているので健康面も問題ありません。しかもとっても安い!ダイエットに向いていると注目されるのも納得です。
注意してほしいのは、もやしだけを食べたのではさすがに栄養不足です。あくまでも食事の一部をもやしに置き換えるくらいにとどめるのが健康的です。
美肌効果
もやしには美肌効果が期待できます。
もやしに含まれるビタミンCは、メラニン色素を取り除く作用があるため、シミの防止に効果が期待できます。
また、食物繊維が多いので、便秘の改善や腸内の環境を整えてくれます。そうすることで新陳代謝が活発になり、お肌のはりなどの健康状態にも良い影響が出てくるわけです。
さらに、もやしに含まれるビタミンBには脂質・糖質の代謝を促してくれるため、肌の荒れを防止する効果もあるんです!
便秘改善・デトックス効果
もやしには食物繊維が豊富に含まれているため、腸内の環境を整える作用が期待できます。
その結果、便秘の改善や、デトックス効果が期待できる野菜なんです。
疲労回復効果
もやしに含まれる、ビタミンB1・B2やアスパラギン酸の働きによって、体の疲労回復能力に改善が期待できます。
風邪の予防
デトックス効果や疲労回復効果などが合わさっていくと、体の免疫力が向上し、風邪などの病気の予防につながっていきます。
肥満予防
もやしに含まれる、ビタミンB2には脂質の代謝を促す働きがあります。そのため肥満への道を防いでくれる効果が期待できるのです。
むくみ予防
もやしに含まれるカリウムには、体内の不要な水分を排出する働きがあります。
むくみは、余分な水分によって引き起こされているので、むくみの原因を排除し、防いでくれる効果が期待できるのです。
野菜足りてますか…?
「最近、風邪ひきやすくなったな…」
「疲れが取れなくなったな…」
と感じていたら野菜不足が原因かもしれません。
実は日本人の大半は野菜が不足しています。野菜が不足しているかどうかって自分ではわかりづらいんですよね。
そこで、「野菜が不足しているかどうか」や、「どうすれば簡単に野菜不足が解消できるのか」をまとめました。
参考になれば幸いです。
-
それって野菜足りないのが原因かも…野菜不足を解消する4つの方法
「なんか最近、風邪ひきやすくなったな…」 「しっかり寝てるのに疲れが取れない…」 と感じていたら野菜 ...
気になるもやしのカロリーは
もやしのカロリーは、100gあたり約15kcalです。一袋が大体250gですので、37.5kcal前後になることになります。
かなり低カロリーな食材といえ、栄養面も優れているのでダイエットには向いているといえます。
もやしの賞味期限は短い
コスパに優れた野菜のもやしですが、非常に痛みやすい食材です。冷蔵保存しても1日~2日しか日持ちしません。
常温だと、半日もすれば傷んでしまいます。
どうしても長持ちさせたい場合は、水に浸して冷蔵保存するようにしましょう。最長で7日程度は日持ちします。
冷凍すると1~2か月程度もちますが、シャキシャキ感が損なわれてしまいます。買っても安い食材なので小まめに買うようにした方がよいでしょう。
こうなったら食べるのはあきらめましょう
- 鼻を刺すツンとした臭い
- 変色している
- 溶けている
もやしは食べ過ぎても大丈夫?
どんな食材でも食べ過ぎれば副作用があるもの。もやしは食べ過ぎても大丈夫なのでしょうか?
もやしに含まれる栄養はとり過ぎても害があるものではありませんし、他は水分なので特に気にする必要はないでしょう。
ただし、3食すべてをもやしにするようなあまりに偏った食事は、他の栄養が不足するのでバランスよく食材を使うことが大切です。
知られざる真実!もやしの豆知識
もやしはマメ科
もやしはマメ科の種を水に浸して発芽させたもの。だから豆類の一種なんです。
豆類は栄養豊富でおなじみですが、発芽して成長していく過程でさらに栄養が倍増します。
例えば、ビタミンCなどは、種の時はほとんど含まれていませんが発芽することで約5倍まで一気に増加します。
また、もやしは施設で生産されるため、
- 農薬や肥料が使われず安心・安全
- どんな季節でも出回っている
- 天候に左右されないからいつでも安い
などの嬉しい特徴があります。旬などはありませんが、そのかわり一定しておいしい状態で安くてにいれることが出来るんですね。
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もやしの主な種類
もやしはとっても栄養豊富。ただ種類によって栄養成分が違います。
今、スーパーなどでみかけるもやしは、大豆もやし・緑豆もやし・ブラックマッペの3種類です。
大豆もやしの特徴
大豆を発芽させたもやしになります。豆もやしとも呼ばれます。大きい豆がついていて、太くて食べごたえのあるのが特徴です。
ナムルやビビンバに入っているのはこのもやしで有ることが多いですね。他のもやしと比べるとカリウム・食物繊維・ビタミンBが豊富です。
また、アミノ酸も豊富なため歯ごたえがしっかりしており旨味も多く感じることが出来ます。
緑豆もやし
豆部分が小さく、芯が太いのが特徴。水分を多く含んでおり、甘くシャキシャキとしています。
比較的火が通りやすいため手早く調理するのがポイントです。
ブラックマッペ
名前の通り、頭が少し黒いもやしです。けつるあずきを発芽させたものになります。
緑豆もやしと比べると細く独特の青臭い感じが少ないのも特徴です。現在もやし界ではこのブラックマッペが安いため主流となっています。
もやしは加熱しすぎないで食すのが基本
本来もやしは農薬も肥料も使っていないため生で食すことが出来る食物です。
・・・が!
非常に傷みやすいので、スーパーで売られているようなもやしの場合は必ず加熱して食べるようにしましょう。
下手をすると当たりますのでご注意を!
加熱するとビタミンが損なわれる?
加熱は必須ですが、あまり長時間加熱してしまうとビタミン・ミネラルが壊れて効果が半減してしまします。
そうならないように
- ゆでじかんは10秒程度にして、予熱で火を通す
- 炒める軽めに
などのなるべく加熱時間を短くする工夫をするとよいでしょう。短時間の加熱でも充分美味しくいただけますよ。
また、茹でる際のコツとして、塩を少し加えるというものがあります。そうすることで浸透圧によりミネラルが損なわれるのを防ぐことが出来るんですね。
また、水につけておくことで歯ごたえがシャキッとしますのでおすすめですがつけすぎるとやはりビタミンが流れでてしまうので早めに取り出して調理することが大切です。
もやしのひげは取るべきか
気になる人は気になるもやしのひげ。先っぽからちょろっと出てるあれです。実は、ひげを取ってから料理に使うと、びっくりするくらい美味しくなるらしいです。
…………。これがまさに絶品なのです!! 驚きです。
一気にもやし臭さがなくなり、家庭料理っぽさが消え高級中華料理店の味に!!同じレシピなのに、ここまでグレードアップするのかという激変ぶり。 何も知らない他のスタッフも、目をつぶって食べても、取ったもの・取らないものの差がわかる! 味にこだわりがないというエンジニアも、「取ったほうが断然おいしい!!!」と大絶賛したのです。
ただ、ひげを取る作業ものすごーく時間がかかるんです!笑1袋1時間くらいは普通にかかります。
それにもやしのひげは栄養・食物繊維が非常に豊富などで、どうしてもおいしい料理が作りたい!って時以外はひげはとらなくてもいいと思います。
いいもやしの選びかたは?
もやしは痛みやすいの欠点です。
スーパーなどで選ぶときは必ず、新鮮そうなもやしを選ぶようにしましょう。
見た目の特徴としては、ひげが黒ずんだりしていたらアウト。茎に張りがあり、色が黄色く変色していないものが新鮮です。
そしてなるべく買ったその日のうちに食べきってしまうようにしましょう。冷蔵庫で保存したとしても2日もすれば傷んでしまします。
安いから~と大量買せずにその日のぶんだけ買うようにしてくださいね。
まとめ
もやしは、いつでも安く手に入る栄養豊富でヘルシーなコスパ最強食材です。それでいて、栄養が豊富でダイエットや美肌に効果があり、なによりおいしい食材です。
焼きそば、野菜炒めなどの炒めものから鍋やナムルなど様々な料理にかかせない素材となっています。傷みやすいのが玉にキズですがこまめに買いに行くようにして新鮮なもやしを使うようにしてくださいね。